専門研修医制度

専門医研修制度

当科での研修は、病棟診療および透析室業務が中心となります。毎朝の病棟カンファレンスの他、透析カンファレンス、腎病理カンファレンスを行い、担当症例について指導医のもとに診療手技はもとより専門的知識に基づいた考え方を学ぶことができます。透析管理にも関わることで、腎疾患のあらゆる病期の診療に従事し、腎臓病学を幅広く学ぶことができます。特に、血液浄化療法に関わることで、ほぼ内科全体にわたる症例を経験でき、内科、腎臓、透析、それぞれの専門医の資格取得に必要な症例を経験することができます。おおよそ卒後5~6年で日本内科学会総合内科専門医の資格を取得し、その後、日本腎臓学会認定専門医や日本透析医学会認定専門医などの資格が取得できます。
専門医研修中に経験できる手技・検査として、腎エコー、中心静脈・透析用カテーテル留置、エコーガイド下腎生検、血液浄化療法(血液透析、腹膜透析、血漿交換など特殊透析)などがあります。経験できる手術(助手)として、内シャント造設術、腹膜透析カテーテル挿入術、経皮的内シャント拡張術などがあります。また、研修期間中は腎臓専門医としてのキャリアアップのためのアクセス手術のトレーニングや腎移植管理など、県内外の関連病院での研修も可能です。臨床研究や基礎研究を目指して大学院入学や留学の希望がある場合も柔軟に対応しております。